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2016.02.13ロンドン テラスハウス5

テラスハウスは日本ではなじみのない住居形式です。
建築基準法では「連続長屋建て」ということで、
イメージがそもそもよくありません。
長屋建てとは、共有部分を有しない住居ということで、
共有部分を有するマンションとは扱いが違います。
写真のテラスハウスは道路に面して1メートル程度1階が上がっていて、
歩道との間に空堀があり、半地下があります。
歩道の下には倉庫があって、昔は歩道の穴から倉庫に
石炭を入れていたようです。なので、歩道は私有地、公道ではありません。
地下はキッチンや使用人さんの使う作業場でしたが、
のぞいてみると、空堀部分に小さなテラス用の
テーブルとイスが置いてあったりして、
ちょっとしたアウトドアスペースで使われていたりします。
上下水などはここから引っ込まれていますので、
集合住宅と違って、個別のリフォームがしやすいです。
裏側には通り抜けの通路が棟と棟の間に通っていて、
使用人さんの住居などがこちらから入れるようになっています。
表と裏の二つの入口が住宅を使いやすくしています。

都市型住居としてはまことによく考えられていると思います。
みんなで、集まって住む知恵と工夫があります。
結果、100年以上使える都市インフラとしての住居が出来ています。
サスティナブル建築
100年使える知恵は耐久性の向上だけではありません。
ソフトが大切です。