小屋裏
(収納)
バルコニー
子供室
夫婦室
吹抜
デッキ
玄関
洋室
ダイニング
リビング
Kr 邸 設計報告

  およそ6ヶ月間に渡って検討してきましたKr−邸の設計が完了しました。
  わたしたちの住宅設計は、
  住まい手の持っておられるイメージや感性をヒアリングすることからはじまり、
  ミーティングを重ねてディスカッションし、
  基本的なのライフスタイルを把握することから計画が始まります。
  初期の段階ではあえてアイデアを固定せず、
  おおまかな方向性を決定するために、
  3つの異なるプラン(間取り)を用意しました。

L型平面案

庭を建物で囲う配置です。各個室(ピンク色部分)の独立性を重視した案です。
リビングはウッドデッキの半屋外空間を介して、外部に接続されます。
1階床レベルを上げて、周囲の視線をカットするようにしています。
スキップフロア案

各フロアを半階おきに積むことによって空間の有効利用を考えた案です。
中2階のリビングは、1.5階分の天井高さを確保したゆったりとした空間になります。
個室(プライベートゾーン)とLDK(パブリックゾーン)の半階づつ区切っています。
中央吹き抜け案 (採用案)

中央に吹く抜けを配置して、この部分で各部屋をつなげています。
リビングルームを天井の高いダイナミックな空間にし、
同時にそれぞれの小空間(個室)を物理的、心理的に結ぶコネクションとしての役割を与えています。
私たちが最終的に行き着いた考え方で、住まい手の共感を得て採用された案です。
小空間どうしを立体的に関係づける仕掛けとして、吹き抜けを核にしています。

採用案を導き出すにあたって、私たちが考えたこと。

1. できるだけオープンなプランとして、広がり感をだす。
2. 家族が本当に集まるリビングをつくり、この部分を住まいの核とする。
  パブリックな吹き抜け空間とし、階段で上下を連絡する。
3. 各室とリビングには空間的、心理的なつながりをもたせる。
  個室-個室間はワンクッションおいて、緩やかに区切られる。
4. 階を越えて家族の気配が感じられるような構成とする。
5. 外部の視線をカットし、プライバシーを確保する。(1階床高を上げる)
6. 屋内と庭は半屋外空間であるウッドデッキを介して接続するようにし、
  アクティビティーを盛り込む。
7. 子供部屋を孤立させない。また、将来のリフォームを見込んでおく。(造りすぎない)
8. ・・・



 次に、
 大まかなプランが決定したら、外観についても検討をし住まいの形を決めていきます。
 模型、スケッチパース等で確認をし、
 同時に外部、内部の仕上げ材なども決めていきます。

外観スケッチ 内観スケッチ

 立面の検討をして、プロポーションや使用材料のアイデアをまとめていきます。
 金属、塗り壁、木製ルーバー等を組み合わせて、外観に変化をつけています。
 おおらかな屋根がすっぽりと室内空間を覆う形にまとめました。

東立面図 南立面図
西立面図 北立面図

 建物の外観のプロポーションの確認と
 内部空間のイメージを膨らませていくために
 模型を製作して検討しました。
 空間の把握し、大まかな住まいのあり方を住まい手と共有しながら
 細部の設計(実施設計)を行います。
 造り付け家具、キッチン、その他のコンポーネントの詳細を順じ決定し
 全体から細部のデザインにいたるまで図面化します。
 同時にコストコントロールも行っていきます。

外観模型 外観模型
内部模型(1階見下げ) 内部模型(2階見下げ)

 kr-邸では
 機能を重視しながらも、将来にゆとりを残したプランニングを行いました。
 住まい手のライフスタイルの変化を受け入れ、
 家族とともに成熟する住まいになるといいなと考えています。
 
 
 そして、 
 個のスペースが吹き抜けでつながる配列としました。
 リビングがこの家の中心です。
 みんなが集う場所となると信じています。


 Kr-邸は9/10に地鎮祭をすませて、いよいよ着工しました。
 
これからは、住まい手といっしょに考えてきたアイデアが、
 日ごとにリアリティーをもっていくことになります。
 今後は、Kr-邸 現場報告 として、
 レポートしていきます。
 お楽しみに。

詳しい質問はメールにてお願いします。
吹き抜けでつなぐ家
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